会社情報03
大月真珠の歩み
19151948
大月真珠のはじまり
1930年、愛媛県の宇和島で、創業者である大月菊男が個人企業として大月真珠を設立しました。
養殖からはじまった大月真珠の歩み。真珠養殖技術の発展に寄与すると同時に、販売・輸出へと事業の幅を広げていきました。
1915
創業者である大月菊男が、愛媛県平城湾(現・御荘湾)で水産試験場の技官として、当時まだ確立されていなかった真珠養殖の研究を開始。
1918
真珠養殖の調査研究を「平城湾真珠貝基本調査報告」として発表。
1922
大月菊男が球形真珠形成法で特許43352号を取得。大型真珠養殖法の基礎を築く。一般的に2個入れと呼ばれる、2個の核を挿核して、2個の真珠をつくる挿核技術を開発・確立。
1929
愛媛県の御荘湾で菊川漁業組合と銭坪漁場の貸借契約を結び、大月真珠養殖場を創設。
1930
愛媛県宇和島に個人企業として大月真珠を設立。
三重県の賢島(志摩郡神明村、現・志摩市)にも養殖場を開設。
三重県の賢島(志摩郡神明村、現・志摩市)にも養殖場を開設。
1935
兵庫県神戸市に真珠の販売・輸出を目的とした大月商店を開設、卸売と輸出を開始。
愛媛県宇和島と三浦湾にも養殖場を拡張。
愛媛県宇和島と三浦湾にも養殖場を拡張。
1940
「日本真珠販売統制株式会社」を設立。大月菊男が代表取締役社長に就任。
農林省令により真珠の養殖が禁止に。
農林省令により真珠の養殖が禁止に。
1941
太平洋戦争開戦により事業を休止し、食用として牡蠣の養殖を行う。
1942
「日本真珠販売統制株式会社」を改組し、「日本合同真珠株式会社」を設立。大月菊男が代表取締役に就任。
1946
GHQにより真珠の一般売買が禁止。
真珠養殖を再開。
真珠養殖を再開。
1947
「日本養殖真珠株式会社」へと改称。
19491969
真珠業界激動の時代
1949年の真珠取引の一切の制限撤廃により、真珠ブームが到来。真珠の輸出が好況に。世界で空前の真珠ブームが起こるなか、真珠は日本だけが供給できる特別な宝石となっていました。しかし、真珠の生産量が増え続けたことにより、1967年には戦後初めて輸出価格が下落。真珠大不況の時代を迎えます。
1968年に「計量単位令の一部を改正する政令」公布され、真珠の計量に用いる単位は「匁(もんめ)」となりました。
1952
「有限会社大月商会」を設立。大月菊男が代表取締役社長に就任。
東京都中央区に東京支店を開設(銀座出雲ビル)。
大月菊男らの尽力により、神戸に日本真珠会館が完成。
東京都中央区に東京支店を開設(銀座出雲ビル)。
大月菊男らの尽力により、神戸に日本真珠会館が完成。
1953
福井県若狭湾に養殖場(現・若狭大月真珠養殖株式会社)を開設。
兵庫県の淡路島福良にも養殖場を開設。
兵庫県の淡路島福良にも養殖場を開設。
1954
昭和天皇皇后両陛下が神戸の日本真珠会館をご訪問。ご訪問に際して、日本真珠会館運営会会長として大月菊男が入札会風景を説明。
1963
愛媛県の養殖部門を宇和島真珠養殖株式会社(後の大月真珠養殖株式会社)として分離・独立。
1964
神戸市葺合区(現・中央区)の三神ビルに本社を移転。
1967
三重県と福井県の養殖場を「若狭大月真珠養殖株式会社」として別会社化。
19701999
業界を牽引する存在として
真珠生産量の調整により価格が安定し、1972年には真珠大不況が終息しました。
いつの時代も変わらず高品質の真珠を世界に届け続けてきた大月真珠は、1975年、真珠の輸出額で業界第1位の座を獲得。現在に至るまでその地位を保ち続けています。
1970
「有限会社大月真珠商会」を改組し、「株式会社大月真珠」を設立。
1971
真珠加工場を神戸市の三宮八幡に新設。
1975
真珠の輸出額で業界第1位の座を獲得。
1980
「株式会社大星」を設立。
1981
東京支店が現在の銀座幸ビルに移転。
1985
創立55周年を機に本社ビルが完成、神戸市中央区の神戸ポートアイランドに社屋移転。
1994
インドネシアに「P.T.TIMOR OTSUKI MUTIARA」を設立。
1996
三重県志摩市の英虞湾に保養所として賢島荘を開設。
1997
真珠を中心とした初の大型宝飾展、第一回神戸国際宝飾展(IJK)に出展。
1999
インドネシアに「PT.MARIA SOUTHSEA PEARLS INDONESIA」を設立。
2000
美しく高品質な真珠を届け続ける
生産・加工・販売を一貫で行うという体制を確立した大月真珠。2005年には直営店、2010年にはオンラインショップと、販売方法の幅も広げてきました。今後も真珠業界を牽引する存在としての誇りと責任感を持ち、真珠のプロフェッショナル企業として、高品質な真珠の安定的な供給に努めてまいります。
2000
鹿児島県長島に国内最南端となる「鹿児島大月真珠養殖株式会社」を設立。
2000
三重県英虞湾の賢島に新しい養殖場を開設。
アコヤ貝の人工採苗(貝の人工孵化)を開始。
アコヤ貝の人工採苗(貝の人工孵化)を開始。
2001
生産者向けにアコヤ貝の細胞貝や稚貝、母貝の供給を開始。
2004
香港ジュエリーショーに出展。
2005
創立75周年を記念して、「KIYORA」をブランドショップとしてオープン。
2008
OPトレーディング株式会社を設立。
2010
インターネット上での真珠製品販売を目的とするオンラインショップ「Moon Label」をオープン。
2016
中国向け輸出促進のため、香港に大月真珠香港を設立。