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養殖から販売までの一貫体制

大月真珠は、関連養殖会社を国内2社、海外に2社を有する生産者であると同時に、優れた加工技術を持つメーカーであり、真珠流通の商社でもあります。

さまざまな需要に、高い品質で応じられるように生産・加工・販売の一貫体制を取っています。

それが大月真珠の一番の強みであり、国内、海外を問わず、高い競争力と信用を生み出す源になっています。

これからも、自然が生み出す神秘の宝石である真珠を私たちは神戸から世界へと届けてまいります。

Otsuki Pearl’s Strength

アコヤ真珠一級品
取扱量No.1

日本で生産されたアコヤ真珠の原料珠の取引は、毎年、冬の時期に三重県、愛媛県、九州など各地の真珠養殖組合などで、入札会および示談によっておこなわれます。

大月真珠の仕入量は、一級品入札会(一級が最高級)で毎年、全体の30%以上(全国真珠養殖漁業協同組合連合会、愛媛県漁業協同組合連合会ほか・全国合算実績)、もちろん取り扱いシェアは業界No.1です。このほかにも、自社の関連養殖会社のほか、各地の協力生産者グループからも良質な真珠が供給されています。

これだけ仕入量が多いということは、細かい基準で真珠を選別しても、それぞれのグレードにまとまった量を揃えることが可能になり、他社では真似のできない業界トップの品揃えと在庫量を実現しています。

また、大月真珠は、1975年(昭和50年)以来、真珠の輸出額で業界第 1 位の座を保ち続けています。品揃えとその品質、そして定評ある選別と加工技術により、海外バイヤーのニーズにきめ細かに応じる力。

この総合力と信用が、輸出額No.1の座を支えており、現在、世界の真珠流通量を左右する取扱量を実現しています。また、多くの宝飾ブランドが直接または間接的に大月真珠の商品を採用する理由ともなっているのです。

妥協のない
品質へのこだわり

養殖から始まり、真珠が生まれるまでにかかる年月はおよそ3〜5年。

海から生まれた自然の産物でもある真珠の繊細な輝きは機械では判別できないため、すべての工程は人の目によって行われています。

すべての工程は、業界内で最も細かいと言われる大月真珠独自の品質基準に基づき、厳格に行われています。

それぞれの工程で真珠の品質を見極め、次の工程、さらに次の工程へと、職人技による幾度もの段階を経て、細かく品質の揃った美しい素材に仕上がります。

Pearl Lineup

真珠を生み出す貝は、人間と同じくその一つ一つに個性があります。
それゆえ、出来上がった真珠一粒一粒にも顔があり、まったく同じものは世界に一つとして存在しません。
その真珠の価値を決める要素には、大きさ(サイズ)のほか、色(カラー)、光沢(テリ)、巻き、形、キズの6つの要素があります。
基本的には、丸くてキズが少なく、光沢(テリ)のある真珠が、最も希少性が高く、高価なものとなります。
大月真珠では、アコヤ真珠のほか、白蝶真珠のホワイト系およびゴールド系、黒蝶真珠を取り扱っています。

Akoya pearlアコヤ真珠

日本産アコヤ真珠の特徴は、真珠層の透明感が高いこと。日本特有の四季の変化が海水の水温変動をもたらし、それが良質な真珠を産出するのに最適な環境を生み出しているのです。そして、この透明感の高さが他国産の真珠との光沢の差に繋がり、日本産アコヤ真珠の人気の秘密となっています。
さらに、小さいサイズのアコヤ真珠は、「ベビーパール」と呼ばれており、大きなサイズが主流の南洋真珠(白蝶・黒蝶真珠)では得られない可愛らしさが、その特徴ともなっています。

サイズ
3〜10mm程度(7〜8mm程度が主流)
形状
ラウンド(丸形)、変形、突起 など
ピンク系、グリーン系、ホワイト系、クリーム系、ゴールド(金色)系 など
光沢(テリ)
干渉色があり、奥の方から深みのある輝きを放つような、透明感の高いものが良質とされている
主な原産地
日本、韓国、中国、東南アジア

White and Golden South Sea Pearl白蝶真珠

白蝶貝(白蝶真珠が生まれてくる母貝)には、シルバーリップとゴールドリップの2種類が存在しています。オーストラリアでは、シルバーリップが多く、大粒でホワイト系の真珠ができやすいという傾向が、インドネシアやフィリピンでは、ゴールドリップが多く、ゴールド・イエロー系の真珠ができやすいという傾向があります。

サイズ
8〜20mm程度(10〜12mm程度が主流)
形状
ラウンド(丸形)、セミラウンド(O形)、ドロップ(しずく形)、ボタン、バロック(不定形)、サークル など
ピンクホワイト、シルバーホワイト、ホワイト、グレー、イエロー、ゴールド など
光沢(テリ)
表面上の光沢ではなく、奥の方から深みのある輝きを放つものが良質とされている
主な原産地
オーストラリア、インドネシア、フィリピン など

Black South Sea Pearl黒蝶真珠

黒蝶貝(黒蝶真珠が生まれてくる母貝)は、赤道をはさんだ南北約30緯度内の広域にわたって生息しており、主な生産地は、フランス領ポリネシア(タヒチ)、クック諸島などの南太平洋海域です。黒蝶真珠の約95%がタヒチで採れるため、別名「タヒチ真珠」とも呼ばれています。

サイズ
7〜16mm程度(9〜11mm程度が主流)
形状
ラウンド(丸形)、セミラウンド(O形)、ドロップ(しずく形)、サークル など
ピーコックカラー(グリーンブラック系)、グリーン、ブルー、グレー、ブラック など
光沢(テリ)
表面上の光沢ではなく、奥の方から深みのある輝きを放つものが良質とされている
主な原産地
フランス領ポリネシア(タヒチ)、クック諸島、フィジー など