本文までスキップする
Report

Reportレポート

23.7.4 和田岬小学校環境体験学習 第一回 アコヤ貝と環境問題

神戸市の小学校3年生は、授業の一環として環境体験学習を行っています。 和田岬小学校では兵庫運河真珠貝プロジェクトを取り入れており、今年で15年目を迎えます。

授業の前半は、アコヤ貝はどこの海から運ばれてきたのか、真珠はどのようにして出来るのかを学びました。 今回使用するアコヤ貝が生まれた三重県の賢島と兵庫運河の大きな違いは“海の環境”です。 賢島の海はとても綺麗で生き物が暮らしやすい環境が整っていますが、兵庫運河には日々たくさんのゴミが流れつき、生き物には住みにくい環境です。 みんなで兵庫運河の環境について考えました。

授業の後半では、アコヤ貝の構造を見るために貝を開けるかどうか10班に分かれて話し合いました。 貝を開けると、貝の命は失われます。「長く生きて欲しい」、「今構造を見て勉強したい」など、様々な意見がありましたが、最終的には「貝を開けない」ことに決定。 貝は開けませんでしたが、実際にアコヤ貝を外から触ることになりました。「海の匂いがする!」、「これが足糸かー」初めてアコヤ貝に触った子どもたちは興味津々で目を輝かせていました!

授業の最後に、「命を大切にすること」、「ゴミをポイ捨てないこと」を約束しました。 道端に捨てたゴミが兵庫運河へ流れ着くと、生き物たちが住みにくい環境になってしまいます。 アコヤ貝という命が元気に育つ環境を作るためにも、2つの約束を守っていきましょう!