Reportレポート
25.6.30 和田岬小学校環境体験学習 第一回 アコヤ貝と環境問題
神戸市の小学3年生は、授業の一環として環境体験学習を行っています。
和田岬小学校では兵庫運河真珠貝プロジェクトを取り入れており、今年で17年目を迎えました。
今年度は、37名の子どもたちが兵庫運河の環境と生き物の命について学びます。
まずは兵庫運河の説明です。
みんなにとって身近な兵庫運河に「知ってる!」、「聞いたことある!」などの元気な声が聞こえます。
兵庫運河の質問には、多くの子どもたちが元気よく手を挙げていました。
兵庫運河の歴史と環境を学んだあとは、アコヤ貝や真珠について学びます。
アコヤ貝はみんなの勉強のために三重県からやって来ました。
本物のアコヤ貝を見た子どもたちは大興奮!
心臓や貝柱はどこにあるのかな?
貝の構造について教わった後、命について考える時間がきました。
貝は貝柱を切って開くと命が失われてしまいます。
『貝の命を頂いて、貝の中身を勉強するか』、『貝を開けずに、中身は写真を見て勉強するか』の選択に子どもたちはとても悩んでいました。
「貝の命が大事」と開けたくない子もいれば、「今中身を見て、イラストと同じなのか知りたい」と答える子もおり、開けるかどうか決まらず。
班ごとにどちらか決めて、多かった班の意見を採用することになりました。
とても白熱した話し合いの後、班の意見をみんなで発表しました。
今回は、多数決の結果『開ける』という結果に。
貝を開けると、みんな目を輝かせながら中身を観察していました。
最後に、今回の授業で、兵庫運河の環境を守るための行動として『ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てること』と、今回の授業で口を開けた貝・これから育てていく貝たちの『命を頂くことを軽く考えないこと』を約束しました。
今回の授業で、子どもたちは授業を受ける前より、環境と命について考えるようになっていました。
みんなでアコヤ貝が元気に育ってくれるように、兵庫運河の環境を守りましょう!