親子で考える環境問題<兵庫運河真珠貝プロジェクト>
お知らせ
- 真珠分け取り会で当たった真珠を使って、2月にアクセサリー作りを行います。
○ 2011年度の活動
【 2012年1月22日 真珠分け取り会(抽選会)】
今年度のプロジェクトでは、とても美しい真珠がたくさん生まれました。最終的に、浜揚げした真珠は314個になりました。会員一人にひとつ真珠が当たります!ひとつずつ巾着に入れて、抽選会を行いました。
アクセサリー金具は19種類。どの金具にしようか「これもいいな、あれもいいな」と悩み、家族で相談し、(時にはケンカし!?)楽しい時間を過ごしました。
プロジェクトでは、真珠を採取した後の貝の活用も考えてきました。中身は魚のえさになったり、肥料になったり。そして貝殻は、2009年度にはチョークに生まれ変わりました。さらに、昨年、家庭用漂白剤を使用して、貝殻の真珠層(貝殻の内側のきれいな部分)だけを取り出してアクセサリーに加工することに成功しました。(真珠層は、宝飾品や時計のフェースなど、ジュエリーや工芸品の素材として一般的に使われています。)
また、アコヤ貝の貝柱はホタテなどに比べると小ぶりですが、味わい深い味があり、真珠産地である三重県や愛媛県、九州の一部では食材として珍重されています。兵庫運河のアコヤ貝の貝柱は衛生上の問題で食用には不向きなので、この日は、三重県・賢島の海で育ったアコヤ貝の貝柱をお味噌汁にしていただきました。とってもおいしかった!調理担当のメンバーのみなさん、ごちそうさまでした。

どんな真珠が当たるかな!?

真ん丸できれいな真珠!比べてみるとひとつひとつ形や色が違うことが分かります

ペンダントかブローチか、はたまたリングか・・。どの金具にするか迷いますねー

貝殻の外側を処理して、きれいな真珠層だけにしたもの。アクセサリーに活用します

アコヤ貝の貝柱が入ったお味噌汁をいただきました。真ん中にのっているのが貝柱です

コリコリとした触感でおいしかった!あったまったねー
次回は2月のアクセサリー作りです。世界に一つだけの、自分たちで育てた真珠で作るアクセサリーです。楽しみですね!それまで真珠を大切に保存しておいてくださいね。
【 2011年11月27日 浜揚げ式 】
いよいよ浜揚げ式です。10月にアコヤ貝の育成チェックをしたときには立派な真珠が出てきましたが、果たして今年はどんな真珠たちが出てくるでしょうか!?

養殖ネットを引き上げます。6月と比べて、貝自体も成長して大きくなっています

会員の子ども達による、今年の観察日記の発表。みんなで貝のお世話をがんばりましたね

大月真珠社員が貝を開けます

会員の子ども達が真珠の取り出しに挑戦しました

真珠があるかな?指で貝の身を探ります

あった!きれいな真珠が出てきました

「こんな大きな真珠があったよ!」あちこちで大きな歓声があがっています

大きなもので9ミリを超える立派な真珠が出てきました

今年とれた真珠たち。アコヤ貝たちが頑張ってくれました
6月に420個のアコヤ貝を移植し、11月までの5ヵ月間、会員のみんなで水質調査や貝掃除など、貝のお世話をしてきました。今年度は約340個のアコヤ貝が浜揚げ式まで生き残り、そこから290個のアコヤ真珠が採取されました。この数は今までのプロジェクトの中で最多です。今年は例年に比べて水温・水質ともに比較的安定している日が続きました。アコヤ貝にとって住みやすい環境だったことと、みんなのお世話のおかげでアコヤ貝たちはすくすくと成長したのですね。
真珠を取り出すと、アコヤ貝は死んでしまいます。それと引き換えに、こんなに美しい真珠を私たちに残してくれました。今日とれた真珠は、アコヤ貝からの贈り物です。みんなで大切にしましょうね。
来年2月にはこの真珠を使ってアクセサリー作りをします!
~もうひとつの 兵庫運河真珠貝プロジェクト~
〈 和田岬小学校環境体験学習 12月2日:浜揚げ 〉
和田岬小学校のみんなは、環境体験学習としてこのプロジェクトに携わってきました。兵庫運河の水とアコヤ貝、そしてわたしたちはどのような関係なのか、しっかり学習できましたね。環境について考えるということは、自分だけでなく周りの生き物たちのことも考えることなのかもしれませんね。

貝の解剖図、真珠のできるまでをおさらいしました

このあたりにあるかな・・。ドキドキの瞬間です

あった!みんなでポーズ!

みんな初めは恐る恐るでしたが、授業の終わりには自分から進んで貝の観察ができました

今日学習したことをまとめました。みんな上手に貝の絵を書いていました

この日とれた真珠。大きさも色もさまざまですね
【 番外編 】2011年10月29日~30日 賢島研修旅行
プロジェクトの事務局メンバーが、三重県賢島の真珠養殖場に研修に行ってきました。ここには、大月真珠のアコヤ真珠養殖場があります。本業としてアコヤ真珠を育てている養殖場がどのようになっているのかを見学、養殖のプロフェッショナルからもお話を聞くことができました。これからのプロジェクト活動にぜひ生かしましょう。

大月真珠の賢島養殖場。目の前の海で養殖しています

養殖いかだの下に、アコヤ貝の入ったネットがたくさんぶら下がっています

船に乗って沖の貝の様子を見に行きましょう

アコヤ貝たちはネットにきれいに並んでいます。プロジェクトと同じですね

もうすぐ浜揚げの時期。立派な真珠ができていました

こんなに大きさが違いますが、すべてアコヤ真珠です

興味深いお話をたくさん聞けたことと思います

いかだの下でカニが獲れました。豊かな海の証拠です

研修の参加メンバー。大月真珠の保養所、賢島荘にて
珠入れ、養生(珠入れ後の貝を休めること)、貝掃除・・と、賢島もプロジェクトも養殖過程は同じです。しかし出来上がった真珠を比べると、プロジェクトの真珠とはまだ差があります。それは、養殖技術もさることながら、海の美しさ(水質環境)の違いも大きな要因となっていると思います。貝には水質浄化作用がありますが、貝の力だけではなく、私たちでも兵庫運河を美しくする努力を重ねていきましょう。
プロジェクトではもうすぐ浜揚げを迎えます。賢島に負けないくらいのきれいな真珠が出てくるといいですね。
【 2011年7月~ 貝掃除】
当番制で、一週間に一度貝掃除や水質調査を行っています。
10月にアコヤ貝の育成状況チェックをしました。昨年に比べ、死んでしまった貝も少なく、アコヤ貝たちはとっても元気に育っています。ためしにひとつ貝を開けてみると・・8mmもある立派な真珠が出てきました!
11月下旬に浜揚げを行う予定です。どんな真珠が生まれてくるか、とっても楽しみですね。
最後まで貝掃除やお世話を頑張りましょう!

運河から貝を引き揚げ、ネットごとに貝の数を確認します

たわしやヘラを使って、貝についた汚れを落としてあげます

子どもたちも保護者のみなさんも一緒になってゴシゴシ。。なかなか大変な作業です

夏の暑い時期もお世話を頑張りました

きれいになりました!運河にそっと戻してあげましょう

この日の当番のみなさま。おつかれさまでした!

アコヤ貝たちは元気に成長中です!

真珠の育ち具合を見るため、貝をひとつ開けてみました

10月13日時点で立派な真珠ができていました!
~もうひとつの 兵庫運河真珠貝プロジェクト~
〈 和田岬小学校環境体験学習 9月16日:兵庫運河についての学習と貝掃除 〉
この日は和田岬小学校が貝掃除の当番でした。神戸市の小学校三年生のカリキュラムである2回目の「環境体験学習」も同時に行われました。
初めに兵庫運河の歴史について学びました。その後、2つの班に分かれ、兵庫運河に住む生き物の観察と貝掃除を順番に行いました。

兵庫運河がどうやってできたか、何に利用されてきたかを学びました

兵庫運河の水を顕微鏡で観察しました。「いろいろなプランクトンがいるよ!」

貝に汚れが付いていると上手に育たないので、貝掃除をしてきれいにしてあげます

汚れた貝。泥や小さな生き物がたくさん付いて真っ黒になっています

たわしでゴシゴシ

細かい部分はヘラを使って汚れを取り除きます

画面右下の、白く小さいものはホヤです

小さな貝が付いていました

きれいになった貝をネットに並べて運河へ戻しました
今回の学習を通して、兵庫運河にはたくさんの生き物がいることが分かりました。アコヤ貝には、たった一週間でホヤや小さな貝などたくさんの生き物が付いていました。それらはアコヤ貝が食べるエサを横取りしてしまうので、掃除をして取り除かなければいけません。また、運河にはたくさんのゴミがありました。ゴミももちろん、アコヤ貝の成長に悪影響を及ぼします。
アコヤ貝やその他の生き物が暮らしやすい環境を作るよう、私たち人間が気を付けないといけませんね。
【 2011年6月26日 移植式 】
兵庫運河真珠貝プロジェクトの5期目が始まりました。今期も会員みんなで協力して活動しましょう!今日は活動第一弾の移植式です。小学校高学年のみなさんが60個の貝に珠入れ作業を行いました。その後、アコヤ貝をきれいに並べてカゴへ入れて、低学年のみなさんで兵庫運河へと沈めました。暑い中での作業、お疲れ様でした。今年も、昨年と同じ場所で420個の貝(今回の60個と、事前に賢島で珠入れをした360個)を育てます。

200名の会員が集まりました

珠入れを待つアコヤ貝たち

貝の細胞。これが真珠層のもとになります

メスで貝の身を少し切り、すばやく細胞と核を入れます

貝が弱らないように、核を入れる場所を見極めなければいけません

まるで手術のような作業です

このポンツーン(浮き桟橋)に24枚のネット(アコヤ貝360個)が吊るされています

今日珠入れを終えた貝は一週間ほどカゴの中で休ませ、その後ネットに移し替えます

以前作った貝殻のキャンドル。真珠を採取したあとの貝の活用も考えましょう
このプロジェクトは、兵庫運河を美しくしたいという気持ちから始まりました。アコヤ貝の育成を通じて、環境問題や命の大切さを親子で考えることが一番の目的です。
昨年度は、兵庫運河の護岸工事や夏の猛暑の影響でたくさんの貝が死んでしまい、残念ながら真珠の質も個数も例年を大きく下回りました。真珠は貝の体の中で育つものなので、思い通りにいかないこともたくさんあります。しかし、貝掃除をしたり、水温によって沈める深さを調整したり、私たちにできることをして貝を助け、少しでも貝の住みやすい環境を作ってあげましょう。それが水質改善につながります。そして11月に美しい真珠が生まれると良いですね。
~もうひとつの 兵庫運河真珠貝プロジェクト~
〈 和田岬小学校環境体験学習 6月28日:アコヤ貝を知ろう 〉
神戸市では、小学校三年生のカリキュラムで「環境体験学習」があります。これは、体験型の環境学習を通して生命の大切さや不思議を実感し、自然を大切にする心を育てるというものです。兵庫運河真珠貝プロジェクトは二年前から毎年、神戸市立和田岬小学校に環境体験学習の教材として選ばれています。
この日は座学が中心になりました。アコヤ真珠が生育される為に必要な環境のこと、アコヤ貝の命のこと・・。大切なことをたくさん学びましたね。

熱心に話を聞いて、ノートにまとめることができました

アコヤ貝の観察をしています

貝の中が見えるかな?
これから、貝掃除や水質検査、浜揚げ、アクセサリー作りなどの体験を通して、いろいろなことを一緒に学んでいきましょう!